RNはどんな役割?アメリカ医療の中にいるRNの役割と立場

これからアメリカ看護師を目指そうとされている方、今現在目指している方に少しでもお役に立てればと思い書いています。あくまで個人的な経験をもとに書いていますので、ご理解お願いします

今日は筆者の仕事でもあるRNの仕事について少し書いてみたいと思います。「アメリカの看護師さんはドクターと同等」なんて事を聞かれた事がある方も多いのではないのでしょうか?ただ私の意見としてはやはりドクターはドクター、ナースはナースのような気がしますただ日本のようにドクターが院内に常時いるという状況ではないので、その点ナースの責任は大きくなっています。(但し、ICUやERなどにはドクターが常在している場合もよります)これはにはやはり医療制度の違いが大きく関わっています。アメリカではオープンシステム(←間違っていたらすいません)という医療方法がとられており、次のように入院システムが成り立っています。

①かかりつけ医が入院必要と判断。もしくは患者さんがERなどを受診。
②かかりつけ医はその病院に出向き、指示やコンサルトオーダーを出す
③それぞれの専門医師が、それぞれの分野を担当し治療を進めていく

ちょっと想像がつきにくいかもしれないので、もう少しわかり易く説明してみます。日本で例えると、◯◯医院の患者さんが心不全で入院治療が必要と判断されます。するとその先生は提携している病院に入院依頼しベッドを確保してもらいます。入院が決定すると病院に出向き入院オーダーを出すのですが、ここが日本との大きな違いです例えばこの患者さんが心不全の為、挿管・人工呼吸器管理が必要な状況になったとします。するとかかりつけ医は呼吸器のドクターに診察依頼、その後は呼吸器のドクターが呼吸器に関する事を管理していきます。ただこの呼吸器のドクターも自分のクリニックをもっている場合が多いので常に病院にいる訳ではありません。
そこでナースが大事な役割になります。もう御察っしのよう、呼吸状態が悪くなれば症状や検査データをメインのかかりつけ医に変わって報告/指示受けします。さらに腎機能が悪くなり透析が必要かな?なんて状況になれば、いったんかかりつけ医に報告し腎泌尿器のドクターに患者の状況を報告します。
ちょっとかっこよく言い過ぎかもしれませんが、ドクターとドクターの掛け橋になっている感じでしょうか?
日本の看護師さんもこのような役割はもちろんありますが、ドクターが常在していない分、看護師が全体像をいち早く察知し妥当な診療科に情報を送る点が役割の大きさの違いかもしれません。
また、もちろんドクターも患者さんに病状の説明はしますが、タイミングが合わない事もしばしばで、その時はナースがドクターに変わって治療状況や簡単な処置などであれば説明し同意を得たりする事もしばしばです。
ですのでより深く、患者さんに納得してもらえるよう説明できる知識は必要になってきます。

では次に私の働いているICUでの業務について少しお話しさせてもらいます。ICUといっても様々な種類のICUがありますが、私は一般ICUつまりCVICUやSCUの様な特殊なユニットではない事を前提に読んで頂けると幸いです。
ではどのような患者さんをケアさせて頂いているのかざっくりいうと、挿管・人工呼吸器管理は勿論、ドリップ(DOA.DOB.NADなど循環作動薬)の必要な患者さんを診させてもらっています。仕事の内容としては前回の「ICUのお仕事〜概要〜」に沿っていますが、ICUなだけに関わる診療科が多いのが特徴です。
仕事を始めて一番驚いたのが、コード(急変時)の対応です。これまでにも書いてきたよう、Drが常にいる訳ではないので、急変するとRNがリーダーとなって管理していきます。その為、ICUやER看護師はACLS必須で、むしろこれがないと働けません。
ではどのように急変対応をしているかと言うと、Drがいれば勿論Drの指示をもらう事もありますが、いない場合はチャージナースもしくはスーパーバイザー(師長さん的な看護師)、担当RN、RT(呼吸療法士)で全て行います。えっって思われた方もいらっしゃるかもしれませんが・・・ACLSのアルゴリズムに準じてエピネフリンやアトロピン等投与します。勿論必要時はRTにより挿管やAEDでショックもかけます。初めは驚き、上司に聞きましたが「なんでACLS受けてるの?資格を持つという事は、そういう事でしょ?」っという返答で、なるほどって感じでした。責任間は重いですが、救命率を考えれば必要な事かもしれません。ドクターがくる1分1秒早く、ナースが対応できたら救命率もあがるかもしれませんし、ナースが急変対応している間に、ドクターは別の事ができるので個人的には画期的だな、と思っています。アメリカと日本、様々な違いはありますがお互いの良い所を吸収し医療の発展に繋げていけるといいですよね!?

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